住宅制震ユニット ミライエΣ
特徴① メカニズム
特殊高減衰ゴムが地震から住まいを守ります。瞬時に揺れを熱に変換する高減衰ゴム。同じ高さから、一般的なゴムのボールと、高減衰ゴムのボールを落としてみると、一般的なゴムのボールはよく跳ねるのに、高減衰ゴムのボールは全く跳ねません。これは高減衰ゴムが運動エネルギーを熱エネルギーに変換し、吸収・発散するためです。
特徴② 低コスト
設置箇所が少なく施工も簡単。低コスト導入。1階に4ヶ所設置するだけで制震効果が得られます。ダンパー設置数の多い従来の制震住宅を、1階のみ4ヶ所で実現。地震後の補修費発生リスクを軽減。免震システムと比較し、低コストで導入可能。
特徴③ メンテナンス
長期に渡りメンテナンスは不要なので暮らしの負担とならない。制震効果が90年持続。内蔵されている高減衰ゴムは促進劣化試験により、90年経過しても性能がほとんど変わらず、効果を発揮することを確認しています。また、部品の交換や点検など、メンテンナンスの必要もありませんので、MIRAIEΣを一度設置すれば、お子様やお孫さまの代まで安心が続きます。
構造
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一般ゴムと高減衰ゴムを固定
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変形させ地震エネルギーを再現
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振動停止後に温度を測定
耐震+「制震」という最新技術
柱・梁・壁などの強度で
地震に対抗する耐震
揺れに「耐える」地震対策
建物の強度を上げる地震対策ですが、建物が地震エネルギーを全て受け止めて耐えようとするため、構造躯体へのダメージが大きく、余震や別の地震の際に本来の性能を発揮できない可能性があります。
揺れを吸収する装置で
地震に対抗する制震 [MIRAIEΣ]
揺れを「制御」する地震対策
地震エネルギーを吸収するシステムです。建物の揺れが抑えられるため、構造躯体へのダメージが軽減されます。
実証
熊本地震の前震級と本震級の揺れを再現した制震効果の実大実験を行いました。結果としては、震度7相当の地震波を9回与えても、倒壊しませんでした。MIRAIEΣを装着した耐震等級3相当の木造建築物に対して、2016年4月に熊本地方で大きな被害を出した熊本地震の前震級と本震級の地震波を入力。さらに震度7の本震級の地震波を繰り返し入力し、建物の上層と下層の揺れ幅(層間変位)を測定。この結果、震度7相当の地震波を9回当てても安全限界まで達する事なく、倒壊しないことが実証されました。